【マインドフルネス瞑想とは】時間の束縛から解放させてくれる

パンダ先生

マインドフルネス瞑想といえば、どんなイメージ?

ナマケモノ太郎

今、ここ

パンダ先生

まさに!今、ここに意識を向ける、だね。

ナマケモノ太郎

でも、「今、ここ」って分かるようで、分からないような、う〜ん

パンダ先生

では、MBSR(マインドフルネスストレス低減法)を開発したジョンカバットジン博士の言葉を拝借しましょう。

ナマケモノ太郎

教えて!

パンダ先生

ズバリ、「時間の流れの中から抜け出し、現在という静止した瞬間の中に自己を置く」ということ。

ナマケモノ太郎

う〜ん、難しい(泣)

パンダ先生

じゃあ、「マインドフルネスと時間」という点で、マインドフルネス瞑想のことをもっと掘り下げてみましょ。

現代社会において、時間のストレスを感じている人は少なくありません。

そこで、マインドフルに時間をとらえるとはどういうことなのか、と視点からマインドフルネス瞑想がどう役立つのかを解説してます。

マインドフルネス瞑想とは「何もしない」時間を作り出すこと

何もしないとは、果たしてどういうことなのでしょうか。

マインドフルネス的に「何もしない」というのは、本当に何にもしないというわけではありません。

マインドフルネス的「何もしない」とは

それはまるで、水辺を涼しげな顔をして泳いでいるアヒルのような感じです。

地上からはただ浮いていて何もしていない様子に見えますが、水面下では足で水かきをしている状態。

パンダ先生

何もしようとせずに目をつぶって座っていると、何が起きるかな?

ナマケモノ太郎

いろんなことを考えてる

いろんな思いが浮かんでは消えていく、もしくはずっと考えてしまう状態をただひたすら観察します。

そこに評価を加えずに、ただ「今」の状態をすべてをあるがままに受け止めていきます。

マインドフルネス瞑想が時間の束縛から「今」に戻してくれる

社会生活を営むうえで、時間に追われてしまうのは、どうしようもないように思えてしまいます。

時間をストレスに思うことも少なくありません。

アインシュタインの言葉を借りると、時間は絶対的なものではなく、長く感じたり短く感じたりするもの。

ゆえに、短い時間でも毎日、マインドフルネス瞑想の時間を設けることで「今」にとどめてくれる時間を設けることができます。

さらに、ジョンカバットジン博士は「マインドフルネスストレス低減法」の本の中で、時間の束縛から解放される方法として以下のことをオススメされています。

何が必要なのかをマインドフルに見定める

果たして今やっている仕事は、絶対にそれじゃないといけないのか。

体を酷使してまでやる価値のある仕事なのか。

現在という時間のなかでマインドフルに生きる

たとえ過去のことや未来のことを考えることがあっても、「現在という時間の中に存在していて、今、未来や過去のことを考えている」ということを覚えておくようにします。

同じく、たとえ忙しくしている時であっても、「今、急いでいる」と自覚することです。

生活をシンプルにしてマインドフルに過ごす

やりたいと思うことがたくさんあったり、誰かのためにやってあげたいと思うことがあったとしても、時には自分の中の静寂を守るために断り切り捨てて、何もしない時間を設けるようにします。

【参考図書】

北大路書房「マインドフルネスストレス低減法」J.カバットジン著

この内容についてMBSR(マインドフルネスストレス低減法)講師トレイニー3人でおしゃべり