ある分野で影響力を持っている専門家とのインタビューをうまくこなそうと思ったら、お相手とのコミュニケーションの方法を学ぶことで、インタビューをとても有意義なものすることができるでしょう。
もし、あなたがその専門家とすでに長いお付き合いがあれば、コミュニケーションはよりとりやすくなります。
ここでは、初めての方へインタビューを行う際にも役立つコミュニケーションのコツを7つ紹介します。
その1:簡単な質問と世間話を最初にする
インタビューの冒頭では、専門家に自己紹介をしていただくことと、いくつかの基本的な質問から始めるといいかもしれません。
インタビューされる側が慣れていて、すでに答えを用意しているものであるとスムーズです。
インタビューが進むにつれて、より複雑な内容になっていきますが、最初は簡単な話題から始めましょう。
その2:「えー」「あのー」を消去する
インタビューを収録して音声やビデオで公開する場合、「えー」や 「あのー」という言葉に注意しましょう。
録音されたものを聴くと、煩わく感じる場合があります。
あまり録音したことがない場合は、試しに自分の話し方のクセを確かめてみてください。
つい言ってしまったことは、後で編集して聴きやすいものにしましょう。
その3:ボディランゲージを活用する
座っている姿勢、立っている姿勢が自信のなさや緊張を示すことがあります。
そのような時こそ、まっすぐ椅子に座り、うつむかないようにしましょう。
お相手の専門家の方を向き、閉じた姿勢ではなく、開いた姿勢でいるように心がけましょう。
姿勢に合わせて、あとから心がついてきます。
その4:相手のボディランゲージをミラーリング
例えばその専門家がお茶を飲んだら、あなたも同じタイミングでお茶を飲みましょう。
ボディランゲージをミラーリングすることは、多くの人がすでに自然にやっていることです。
ボディランゲージをミラーリングすることは、あなたが相手に注意を払っていることを示し、良好なコミュニケーションを確立します。
ただし、わざとらしく思われないように、自然に行うのがポイントです。
その5:アクティブリスニング
お相手の専門家の話に積極的に耳を傾け、今に集中しましょう。
インタビューする側は、次に何を話そうか考えないでください。
相手が話し終えたら、その内容を理解した上で、要約して返します。
これは、あなたが意味を理解したことを示し、またオーディエンスのために要点を言い直すので、とても有効なコミュニケーションの方法となります。
その6:誰もが理解しやすくなる追加の質問をする
事前にインタビューのための質問リストを作成しますが、相手の答えをよりわかりやすく表現したり、もっと詳しく聞いたり具体的な例を聞いたり、追加の質問をすることも必要です。
こうすることで、あなたが話をよく聞いていることを示すだけでなく、オーディエンスが興味を持ちそうな特定のトピックについて、より深く掘り下げることができます。
その7:会話としてとらえる
インタビューが尋問にならないように気をつけましょう。
インタビューは会話です。
できるだけリラックスして、自然体で臨みましょう。
リラックスして会話することを心がけて、質問を通して会話につなげましょう。